うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

私のTOEIC600攻略法

語い・文法・リスニングのススメ

 社会人のやり直し英語の場合、まずはTOEIC600点を目指したい。

 600点は英検でいえば2級相当、長期的視野で英語力を高めていくために、ぜったいに外せない基礎体力である。

 自分の経験上、まずは、TOEIC600点を是が非でも目指してもらいたい。

 英字新聞やリモート英会話など、カタチから入りたいのはよくわかる。 

 けれども、結局、TOEIC600点以上、(または英検2級以上)を保持していないと、ハードルが高くなってしまう。

 TOEIC600点は、ちゃんと学習すれば結果が出せるスコアなのである。

 目標到達するために必要なのは、

 ・語い力

 ・文法力

 ・リスニング継続力

 の3つのスキルである。

 そして、それに対応する勉強のやり方は、

 ・TOEICテスト英単語・熟語マスタリー2000(旺文社)

 ・マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)

 ・NHKラジオ英語講座

 がおススメである。

 以下に簡単にその理由を述べていこう。

 1.マスタリー2000 

 英語を勉強するには、語い力が必要不可欠。

 TOEIC学習者には、「金のフレーズ」を紹介している情報が多い。

 しかし、600点以上を目指す初中級の方には「金フレ」はおススメしない。

 600点以下の人には「金フレ」では網羅しきれていない「基礎的な英単語・熟語」がついていない段階にある。

 あれこれ市販単語帳を調べてみたが、旺文社の「マスタリー2000」が、一番しっくりしている。

 旺文社はTOEICよりも英検の参考書類が充実しているが、「英検対策」に裏付けされた「厳選語い」が、TOEIC対策、とくに基礎力アップに役立つ。

 常にマスタリー2000を携帯して、スキマ時間に学習しよう。

 2.マーフィーの英文法(初級編)

 TOEIC600点未満の人は、中学卒業レベルの英文法をおざなりにしているきらいがある。(自分もそうであった)

 一人称・二人称・三人称の違い、能動態と受動態、完了形と進行形など、理屈抜きに覚えなければいけない、英文法のルールがある。

 マーフィーのケンブリッジ英文法では、解説書と練習問題が、見開きページに収まっているので、とても活用しやすい。

 初級編といって侮(あなど)ってはいけない。

 巻末の「診断テスト」を受けて、自分の文法力の至らなさに愕然とするだろう。

 でも、自分のレベルを知ることが学習のスタートである。

 ワンランク上の英語を目指すためには、「文法ルール」の把握は不可欠である。

 3.NHKラジオ英語

 最後に、リスニング対策について。

 英語は、毎日、少しでもいいから、耳で聞いて、それを継続していかなえればならない。

 かといって、いきなり、BBCニュースやCNNニュースに手を出してはいけない。

 これも実力を伴わない社会人にありがちなミスマッチである。

 気持ちはとてもわかる。

 でも、意味さえわからない「聞き流し」では絶対に上達しない。

 そんな中で、おすすめなのは、NHKラジオ英語。

 どのレベルでチャレンジするかは、テキストや番組内容を見て、自分のしっくりするものを選んでもらいたい。

 一日15分、しかも日本語解説付き。

 NHKラジオ英語であれば、毎日、勉強の習慣化もしやすい。

 毎月のテキストも値段が安く、懐にも優しい。

 私も、NHKラジオ入門実践ビジネス英語を昼休みに毎日聴くことよって、英語学習の日々のルーティン化に成功した。

 生の英語を毎日聴く習慣をぜひ身に付けてもらいたい。

 4.まとめ(最後に)

 TOEIC600点は、やりなおし英語の学習者にとって、押さえておきたい試金石である。

 語い、文法、そして、毎日のリスニング。

 こうしたトレーニングによって、英語の基礎体力がつく。

 将来の英語上達のための布石として、まずは、地道なトレーニングあるのみ。

 がんばっていきましょう!