うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

TOEIC勉強を継続する理由

 せっかく身に着いた勉強習慣だから…

 私が、中高年のやり直し英語を決意してから早6年。

 一応の目標としていたのは、TOEIC730点突破である。

 44歳で430点を受けてからスタートした第二次・内なるTOEICブーム。

 紆余曲折を経て、48歳と11カ月で、750点を獲得し、目標スコアに到達した。

 さまざまな勉強スタイルを模索したが、現在は、平日朝に一時間のアルク教材、

 休日にTOEIC公式問題集を使った摸試、合間(スキマ時間)などに、市販されているTOEIC対策単語集や英文法をやりつつ、この勉強習慣が身についている。

 730点超えを達成したとき、これでTOEICは卒業できるというよりは、せっかく毎日勉強している習慣が身についているので、もっと上のスコアを目指してみよう、という気になった。

 ここで、(TOEIC目標が達成されたからと言っても)勉強を止めてしまっては、もったいないと思ったのである。

 もちろん、妻には反対された。

 また、多くの人から、「TOEICのスコアがすべてじゃない。もっと英会話をやって、きちんと英語を使いこなさないと意味がない」と言われたこともある。

 そうはいっても、我流による英語学習は、到底、実力がつかないことは、身に染みて感じていたのである。

 730点では、やはり物足りない。次なる目標は、860点、いや、せめて800点を目指して、TOEIC学習を軸にした英語の勉強を継続していくことに決意した。

 TOEICや英検など、「資格試験」の利用については、学習にとって、目的を履き違えた本末転倒だという人もいる。けれども、私は、そうとは思わない。

 自分の能力を客観的に、かつ、継続的に数値化かれた指標が必要であり、TOEIC試験は、それに応えるべき有益なツールであると考えている。

 さらに、TOEICにせよ、英検にせよ、市販されている教材や勉強法、問題集が充実しており、身の丈に合い、かつ、自分の気に入ったものを、多くの中から選ぶことができる。

 種類が豊富ということは、それだけ、英語学習市場のすそ野が広いと言え、学習者にとっては、またとない福音である。

 自分の体験からすると、730点を達成したのち、ほどなく、次の目標860点に向かって学習を継続していくようになったことは、何より、勉強する「習慣」が日常生活に身に付いていることに他かならない。

 勉強が楽しくてしょうがない、というほどではない。

 さりとて、苦しくてしかたない、とは言えない。

 むしろ、毎日、少しでも勉強を継続しているので、やらないと気持ちが悪い、という気分になっている。

 このことは、勉強を挫折しないヒントになるのではないだろうか。

 つまり、継続させるためには、「習慣化」こそ重要なカギであると考えている。