三つの魔法で理想を可視化
英語が好きである。
1年後には「英語が得意」になりたい。
10年後には英語で稼ぎたいと思っている。
何事も好きなことがいちばん、継続すれば、おのずと結果がついてくる。
それは、TOEICのスコアアップだったり、英検の合格だったりする。
けれども、最終目的である「稼ぐこと」、これが難しい。
いまからそんな「夢みたいなこと」をどう実現するか?
朝、ちょっと早起きして、勉強の前に、三つの魔法を唱えよう。
用意するのは、紙とペン。
パソコンでは、意識度が低くなるので、アナログの手書きがいい。
三枚の紙に、思いのつくまま、英語で実現したい夢を書き綴ろう。
私のやっているモーニングメソッドは三つ。
・バケットリスト
・三軸チャート
・目標ピラミッド
まずはモヤモヤする心をすっきりさけてから、朝勉に励みたい。
1.バケットリストとは
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演の映画「最高の人生の見つけた方」、原題が「BUCKET LIST」。余命半年のふたりが、これからの人生でやりたいことを「リスト化」して、それを実現するため、世界を股にかける珍道中。
この映画は、生きる勇気が湧いてくる超おススメ映画。
注目したいのは「バケットリスト」。
これからやるべきこと、やりたいことをリスト化したものである。
私も「英語ができたら、こんなことをやりたい」というリストを10個、毎朝、紙に書いている。(面白いもので、日によって、順位やエントリーが変わることである)
英語が上達したらやりたいことを「見える化」することで、不思議と雑念が消え、勉強へのモチベーションと集中力が高まること請け負いである。
ちなみに、本日の「英語が上達したら実現したいバケットリスト」は以下のとおり。
1.英語スタディライターになる
2.英語学習トレーナーになる
3.貿易英語アドバイサーになる
4.通訳ガイドになって珍鉄道を案内する
5.妻と海外旅行をする
6.海外ロングスティをする
7.貿易専攻の海外留学をする
8.国際交流ボランティアに参加する
9.出版翻訳家になる
10.個人輸出入業コンサルタントになる
こうした「英語が上達したらやいたいリスト」を毎朝10個書いていく。
そうすることによって、「さあ、この夢の実現のために今日も勉強をがんばるぞ」
というケジメがつく。
2.三軸チャートとは
バケットリストでも十分なのだが、更に書く手をすすめる。
自分の「強み」を三軸に書き出し、三つの重なり合いを「図式化」する。
名付けて「三軸チャート」
これは、自分が好きで得意だと思う「三つのジャンル」を三つ葉のクローバーのようにラフな円に書き出す。そのグラフを見ていると、重なり合う箇所とか余白の部分に、「足りないこと」を加えていく。
たとえば私の場合、「英語×文芸×貿易実務」の三軸円を描く。
そして、「英語」と「文芸」が重なる箇所には、「出版翻訳家」とか「英語勉強ブロガー」といった、思いつくままのことを書き込んでいく。
「英語」と「貿易実務」の重なる箇所は、「日商英検」とか「貿易英語通訳翻訳サービス」という具合に。
ちなみに、私が強みであると思う三つのジャンル(英語×文芸×貿易実務)の中心点には「貿易英語翻訳家」がエントリー。
自分では意識していないものの、こうしてグラフ化・チャート化していくことによって、三軸の重なり合い、自分の強みを生かした仕事の一考として「貿易英語翻訳家」というハブ(中心軸)が明瞭化されてくる。
「貿易英語翻訳」なんて、普段から意識したことはないが、将来の「食いぶち」のひとつして考えてもいいと思う。
そんな「強み」を再認識することで、三軸のひとつ「英語」についても前向きな気持ちになる。(もちろん趣味の「文芸」や、仕事の「貿易実務」に対しても…)
3.目標ピラミッドとは
夢を実現するための最後のツール。
やはり夢を叶えるためには具体的なロードマップが必要となる。
・バケットリストで挙げた10の夢
・三軸チャートで発見した無比の強み
これを実現するため何をすればいいか?
ピラミッドを描いて可視化すればいい。
これは、まず、紙面いっぱいに正三角形を書く。その底辺は、現状の時間軸とする。
そして、三角形の中心に横線を引く。
中心線の下のステージが、この1年間(2023年までに)、何をするかを書く。
さらに三角形の頂点は10年後(キリがいいので2030年とする)とする。
三角形の真ん中にも縦線を入れる。
私の場合、「英語の夢実現」のための二本柱は「資格」と「稼ぎ」と思ってる。
右側に「資格」、左側に「稼ぎ」と書く。
そして2023年までに達成したい目標をそれぞれ書いていく。
右側の「資格欄」には、「英検準1級」と「TOEIC800点」。
左側の「稼ぎ欄」には、「社内通訳人」と「学習ブログ」。
同様に、2030年までに達成したいことも上半分に書いていく。
右側の「資格欄」は、「TOEIC900点」「英検1級」「日商英検1級」。
左側の「稼ぎ欄」は、「学習ライター」「貿易アドバイサー」「資格トレーナー」。
こうしたロードマップをピラミッド型にすることで、今、何をすべきか、そのためには、今日一日何をすべきかが明確になり、英語学習や仕事の励みとなる。
4.まとめ(心と頭をスッキリと)
私の朝のルーティンは長い。
「さっさと勉強しろよ」
そう思われるかもしれない。
けれども中途半端な気持ちでは、毎朝の勉強継続は難しい。
・バケットリスト
・三軸チャート
・目標ピラミッド
これをまず書く。
「自分はなんで英語の勉強をするのか?」
この問いに向き合い、ココロとアタマを整理していくために…。
朝勉を始めるまえに、ササっと紙に書き出してみてはいかがだろうか?