うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

ゆるい英語資格でスゴイ人と思わせる方法

TOEIC700点、英検2級を取ろう

 意外と思われるかもしれないが「年収800万円」が、豊かな生活のピークとなる。

 人は、年収800万円くらいで頂点を極め、あとは、年収を上がっても、さほど満足感が得られないという。

 つまり「年収1000万円超え」や「億り人」を目指すのもいいが、それと同等の充実した生活を送るには、いったん800万円を意識した方がいい。

 極端な話、年収800万円を得ることができれば、「なんちゃって一億円プレーヤー」になれるはずである。

 1.英語学習者のゴールはどこ?

 英語資格についても、ピークさえ意識していれば、抜群な費用対効果が得られる。

 私の見立てでは、英語ができる人とできない人を分ける基準は、「TOEIC700点」「英検2級」であると踏んでいる。

 だから英語学習者にとっては、とりあえず、TOEIC満点とか英検1級といった「非人間的な目標」を掲げるのではなく、小手先のテクニックでなんとかなる「TOEIC700点」、「英検2級」を目指していこう。

 要は、TOEIC満点者もTOEIC700点プレーヤーも、世間からみれば、「英語ができる人」なのだから…。

 そして、もうひとつのポイントは、勉強の成果を経て、見事に「TOEIC700点」や「英検2級」の目標を達成したからといって、そこにあぐらをかかないこと。

 更に先を見据えて、TOEIC800点を目指す、とか、英検準1級に挑戦する、といった、

 「英語勉強を現役でやってます感」という「ライブ感覚」が必要である。

 人は、「英語を(かつて)やっていました」というより、「英語を(いまでも)やっています」という方が、凄い人と思わせる節があるのである。

 いささか負け犬の遠吠え的発想ではあるが、「かつてのTOEIC満点者よりも、いまのTOEIC800点挑戦者」の方が、多くの人に共感を持てることができるし、いつまでも学び続けるという姿勢こそが何よりも大切である。

 TOEIC700点や英検2級は、40代、50代からはじめても十分に勝算が立てられる。

 あえて「ゆるい英語資格」と定義するが、英語学習者にとっては、TOEIC700点、英検2級はマストであり、きちんと勉強をすれば、十分に到達できるレベルである。

 賛否両論あるだろうけれど、しょせん資格なんて「人様からどう見られるか」が価値の神髄である。TOEIC満点や英検1級といった「非現実的な目標(あくまでも一般庶民の感覚として…)」に向けるのは、なんというか、非常にコスパが悪いことだと思う。 

 安心してください。

 ここ10年来、TOEICや英検にかかわってきた私からすれば、「TOEIC満点や900点ホルダー」や「英検1級合格者」は、人間ではないです。ハイ…。

 英語資格試験の頂点を得るために、何かを犠牲にしているはずです。

 幸せな生活を少しばかりのお金が欲しい私たちは、そんな犠牲は止めましょう。

 これは負け惜しみではありません。

 英語の資格は、継続こそ第一ですが、その「引き際」が大事です。

 「TOEIC700点、英検2級に合格し、TOEIC800点、英検準1級を目指す」

 このスタンスこそ、最強の英語資格のコスパ高といえます。

 英語のできない人から「凄い人」と思われるには、ここを目指した方がいい。

 2.英検とTOEIC、どっちが先?

 では、英検2級、TOEIC700点、どちらから手を付ければいいか?

 ビギナーの方には、英語嫌いや挫折を回避するためにも、まずは自分のレベルにあった「英検」から挑戦することをおススメしたい。

 なにしろ、TOEICは、ビギナーから上級者まで、同じテストを使うので、入門者にとっては、TOEIC本番試験は、とても「ゆるい英語資格」とは言えない。

 英語力に自信がないのなら、恥ずかしがらず、英検3級や準2級からチャレンジした方がいい。

 私も、30代で「英検2級の壁」に阻まれ、何度も不合格の辛酸をなめてきた。

 「準2級」にシフトダウンして、これに合格して、この成功体験で弾みをつけてから、英検2級に再チャレンジ。31歳で英検2級に合格した。

 私の失敗は、この「英検2級」の美酒に酔いしれ、その後の英語学習のメンテナンスをしなかったことにある。

 20代で受けた屈辱、(職場の「英検2級対策研修」の選考に漏れたこと)これを晴らすべく、身銭を切って、勉強した英検2級。そして合格した。

 「自分は、英語研修を受けずに、独学で英検2級を勝ち取った」

 そこで天狗になってしまい、以降、英語とは、つかず離れずのスタンスを取る。

 TOEICへのチャレンジを決意したのが、40代になってからである。

 3.まとめ(英語上手と思われたい)

 「35歳英語限界説」というのがある。 

 語学の勉強は、35歳を境に、そこで芽が出なればあきらめたほうがいいと…。

 40代になって、やりなおし英語を決意した私は、この「35歳限界説」を、打ち破ろうとした動機もあった。

 40代まで、TOEICのベストスコアは430点、まずは、600点を目指した。

 一応、ビジネスマンの英語スキルの目標値とされる730点を突破したのは、48歳。これを早いと考えるか、遅いと思うか?

 幸い、40歳で「毎日勉強する」習慣がついたので、730点はひとつの通過点として、現在は「英検準1級」や「TOEIC800点」を目指している。

 ガチの英語学習者からみれば、「英検2級」「TOEIC730点」は、雑魚であるが、どっこい世間はそう見ない。

 結構、英語ができる人と勘違いされて、英語に関して頼られたり、学習相談を受けたりすることが多くなった。

 英検2級もTOEIC700点も、きちんと対策をとれば、必ず合格できる「ゆるい英語資格」である。

 そして、費用対効果がとても大きい。

・英検2級合格してまっせ、TOEIC700点持ってまっせ

・英検準1級の勉強してまっせ、TOEIC800点に向けてがんばってまっせ

 この実績とスタンスこそが、英語エキスパートのサミット(頂点)である。

 時間とお金と能力は限られている。

 だから、世間から「英語の凄い人」と思われるようになろう。