うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

国際ビジネス5大資格のコンプリートを目指す

 TOEIC至上主義からの脱却

 ここ10年来、ずっと英語資格(TOECと英検)にこだわってきた。

 どうせやるなら、TOEIC900点、英検1級を目指そうと思っていた。

 しかし最近、それは「無理ゲー」ではないかと思ってきた。

 1.強みの棚卸し

 自分の強みは、ひとつの能力に突き抜けるよりは、あれやこれやと野次馬的に顔をだしては、そこそこの見識を得ることではないかと思い始めた。

 「広く浅く」

 「楽しく分かりやすく」

 これが資格に対する私のモットー。

 しかし、最近、TOEIC・英検至上主義の曲がり角にきている。

 スコアが伸び悩み、戦略の練り直しが必須である。

 自分の人生を振り返ると、英語の勉強を開始したのが、40代と遅きに逸した感がある。それを50代になって今さらながら悔やんでも仕方ない。

 そこで、自分は、脂の乗り切った、20代、30代に何をやっていたのか、改めて考えることにした。

 2.実は資格マニア?!

 勉強は好きな方である。

 ただ英語に関しては食わず嫌いであった。

 大学では民法ゼミを専攻していた。

 (蛇足ながら、卒業論文テーマはマンション法こと区分所有権法であった)

貿易会社に就職したものの、まずは宅建(宅地建物取引士)に挑戦、ほどなく合格した。この20代前半の偉業を、もっと誇ってもいい(戦略として利用してもいい)と考えているが、それでは手の広げすぎなので、とりあえず「宅建業・不動産業」は封印しておく。

 転換期になったのは、次に目指した「通関士試験」であった。

 そもそも貿易実務に携わっていた関係上、働きながら学べることができた。

 更に、宅建士の勉強が功を奏した。

 国家資格という出題傾向は、宅建士にせよ通関士にせよ、どこか似ているところがある。この頃の私は、国家資格に関しての「コツ」みたいなものをつかんでた。

 さらに、宅建士の「宅建業法」という科目は、通関士の「通関業法」という科目と、ほとんど出題傾向が同じであったことも幸いであった。

 宅建士、通関士、いずれも合格で二打席連続ホームラン…。

 勢い余って、日商簿記3級のクリーンヒット(合格)も飛ばす。

 この華々しいデビュー時代を、あまりにTOEIC・英検にハマりすぎていた関係で、最近は、忘れかけていた。

 3.国際ビジネスの5大資格とは

 ハローワークが推奨する国際ビジネス系(国際コミュニケーション・貿易ビジネス)の5大資格は次のとおり。 

 ・貿易実務検定C級

 ・通関士

 ・TOEIC

 ・BATIC(国際会計検定)

 ・日商簿記3級

 この指標ではTOEICのスコアが何点なのか分らない。他の資格レベルから推測すると、おそらく最低でも600点、できれば730点を取れば、一応、「国際ビジネスの5大資格」の一角を占めると推測される。

 そうなると、私は、この5大資格のうち「通関士TOEIC日商簿記3級」の3つをすでに獲得していることになる。

 なかでも「5大資格」のラスボスともいえる「通関士」を、早々と倒していることは、戦略的意義があり、ポイントが高い。

 がむしゃらにTOEICスコアにこだわるよりも、とりあえず、TOEICスコアのレベルアップを意識しつつも、「貿易実務検定C級」と「BATIC」にも手を広げたほうがいいんじゃねえ?!と思えてきた。

 国際ビジネス資格の5大制覇は、TOEIC満点ホルダーに匹敵する偉業じゃね?

 TOEICの負け犬はそんなことを考えている。