うえけんのTOEIC劇場

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TOEIC730点と通関士と宅建をいっぺんにまとめて合格する方法・実践編

 ミドル資格の三冠王メソッド

 TOEIC730点、通関士宅建

 天才ではない私たちが、ミドル世代になって、取るべき資格三選。

 もはや、ひとつの才能に突き出ることはできない。

 されば「横テン作戦」ではないけれど、亀の甲より年の功、長年培われたビジネスイメージから、英語、貿易実務、不動産の三つのステージで実績を裏付けよう。

 おすすめの資格3選は、ポイントとなるのは「中級レベル」。

 TOEIC満点や英検1級、司法試験や公認会計士といった「横綱級」の資格で勝負するのではなく、なんというか「ゆるい資格」の3乗で、社会人後半戦を生き抜こう。

 正直にいえば、TOEIC730点、通関士宅建の「三つの資格」をいっぺんに合格することは、そんなに難しいことではない。

 ズボラな私が出来たのだから、やってやれないことはない。

 ただし、「ミドル資格の三冠」を達成するためには、多少のコツがいる。

 今回は、私が実践してきたこと、挫折した人とは何が違うかを述べていきたい。

 1.受験する

 まず試験に合格したければ、試験を受けること。

 何を当たり前なことを言っているのか、と思われるかもしれない。

 けれども、資格勉強をした人にとって、試験を受けるというのは、とんでもなく高いハードルである。

 不合格になるのが嫌だからといって、試験を受けない人たちが多い。

 試験は、きちんと勉強(対策)を行ってから・・・。

 TOEICにせよ宅建にせよ通関士にせよ、まずは、資格試験に身銭を切ってチャレンジすることが大切なのである。

 勉強してから試験を受ける…、これでは、試験を受ける日は永遠にやってこない。

 試験が先、勉強が後。

 ここの真意を誤解している人が多い。

 結局、試験を忌避する人は、その程度でしかないわけである。

 まずは本番試験を受けて、己の立ち位置を知ること。 

 受験会場の雰囲気に慣れ、敗戦を謙虚に受け止め、次につなげること。

 資格試験は「試験を受けなければ」合格できないのである。

 本番試験嫌いは、結局、資格勉強の挫折の第一歩である。

 まず、狙った資格は、逃げずにブレずに、受験するというアクションを起こすことが大切である。

 2.毎日やる

 これも当たり前のことだが、試験対策の勉強は毎日やった方がいい。

 平日は忙しくて勉強どころではない。

 休日にまとめて行おう…。

 こう考える人たちが多い。

 しかし、平日は忙しくて勉強どころではないのなら、なおのこと、どうしたら平日に勉強できるかを考えてみよう。

 朝の時間、通勤時間、始業前時間、待機時間、帰宅後時間…。

 いくらでも時間は捻出できる。

 「忙しい」というのは、言い訳である。

 忙しいからこそ、確保した「勉強時間」を有意義に使おうという気になる。

 そして、毎日、勉強すること。

 その習慣がつくようになると、勉強をしない日は気持ちが悪い。 

 だからこそ、一日のルーティンに「勉強枠」を確保することで、たとえば、TOEICの勉強をする、そして、TOEICの目標730点(別に600点でもいい…)が達成したら、身に付いた「勉強枠」を残しつつ、宅建通関士といった別の資格に手を伸ばしていけばいい。

 そうして、ひとつずつ気になる資格を潰していくのである。

 「勉強枠」というカタを作ってしまえば、あとはそこに流し込む「具材」をどう考えるかである。

 私の場合、働きながら「通関士」の毎日の勉強枠を確保できたから、通関士が合格したら、次に「宅建」、そして宅建も合格したら、次に「TOEIC」という具合に、勉強のフレーム(額縁)だけ決めて、あとは、中身はゴールを達成する毎に代えてきた。

 「そんな勉強ばかりやって何が楽しい?」

 「資格マニア!結局、何がやりたい?」

 かならずや足をひっぱる外野がいる。

 そんなヤツには、言わせておこう。

 資格は山の数だけある。だから、自分の経歴や仕事から、勉強の一貫として、それを客観評価できる「資格」の存在はありがたい。

 学生時代、ゼミの教授は、「ウチは民法ゼミなので、ゼミ生ならば、宅建は取っておきなさい」と言った。いまでは教授のこの言葉が痛いほど身に染みる。せっかく勉強をしたなら、その証(あかし)を残しておくべきであるし、それが財産になるから…。

 勉強するなら「資格」という目標と成果があった方がいい。

 宅建民法)だけでなく、英語の勉強や貿易実務のスキル向上もしかり。

 「資格ありき」ではなく、そこに必然性があるから挑戦が続くのである。

 3.毎朝やる

 忙しい社会人にとって、資格勉強は「朝型」が理にかなっているようだ。

 平日、少なくても1時間早起きして、勉強時間を確保をしたい。

 朝というのは、頭もすっきりして、資格の勉強にはうってつけである。

 早起きは最初は辛いかもしれないが、慣れてしまえば大丈夫。

 通関士の朝勉をするようになって、朝の一時間を資格勉強と割り切る。

 だからこそ、通関士が合格しても、その「朝枠」を、宅建対策にスライド。

 宅建が合格したら、今度はTOEIC対策にと、自分自身にアポイントを入れている。 

 さらに、朝の勉強は何がいいかといえば、勉強ノルマの達成感がある。

 朝に勉強する習慣がつくと、一日の勉強を達成したという充実感が生まれ、ひいては日中のビジネスでも、余裕が生まれる。

 朝勉は孤独がつきものだが、それが嫌ならSNSを利用してみよう。

 毎朝、自分が行った勉強内容をツイッターで発信してみよう。

 最初は、何の反応もないが、かならず共鳴してくれる人たちが現れるはずである。

 勉強仲間ではないが、ツイッターに「朝勉の成果と実績」を投稿している人が、ジャンルを問わず結構いるので、そんな仲間から「いいね」を貰うとがぜんやる気が出てくる。(図書館やカフェで勉強することと同じ効果が得られる)

 朝勉、朝活と併用して、ぜひ朝SNSを活用していただきたい。

 4.まとめ(資格三冠達成のために)

 以上のとおり、勉強を継続して、それなりの実績をあげてきた私が、これまで感じたこと、さらに、勉強を挫折した人と成功した人との違いは何が?

 ポイントとなるのは、

 ・とにかく本番試験を受ける

 ・毎日、勉強する習慣をつける

 ・朝の時間を活用する

 この三つである。

 そして、勉強とは永遠と続くものである。

 夢に向かって今日も勉強を継続している。