独学で英語をモノにしたい方へ…
勉強を始めるにあたっては、目標を決めた方がいい。
私の見立てでは、TOEIC730点というのが、一応の目安となる。
730点を達成した以前と以降では、自分の自信が違うし、何より職場の同僚から「英語のことで頼られる存在」になるから…。
だから、TOEIC受験を決意した人は、できれば730点(最低でも600点)をゴールに決めたほうがいい。
40歳過ぎに勉強を始めたオヤジ世代の私でも、730点は達成できたのだから、やってやれないことはない。どうしたら730点を超えることができるのか?
・夢の設計図を持つ
・毎日継続する仕組みをつくる
以上がポイントとなる。
これは、今すぐからでもできることなので、以下、深堀りしていきたい。
1.夢を実現するために勉強する
まず、TOEICを学習するに際して、なんで英語の勉強をするのかを、きちんと整理されていたほうがいい。
目標が曖昧で、なんとなく英語が出来ればいいな…、という程度の動機であれば、厳しいを言わざるを得ない。
別に、お金でも出世でもいい。
何か、英語ができるようになるための明確な目標があったほうがいい。
そのためには、夢を持つことが大切だ。
・海外留学したい
・海外赴任したい
・海外移住をしたい
といった夢に向かって、一歩ずつチャレンジする。
夢は持った瞬間から実現への第一歩が始まるから…。
その「夢」から、逆算して、戦略を練った方がいい。
私の場合、社内の海外公募や海外赴任の目安は、TOEIC730点だった。
まずは、これを目標にした。
(会社を辞めて、海外留学をするのは、リスクが高いと思ったから…)
給料を貰いながら、海外留学ができるなんて、どんなに素晴らしいことだろう。
これには訳があって、実は、TOEIC430の頃、「海外留学」の打診があった。
その際、当時の人事担当との話で、なぜTOEIC430点程度の私に、そんな話(海外留学)が来るのかと聞いたところ、「だから今のウチに情報を流しておくから、がんばってTOEICスコアを上げてください」と言われたのだ。
これが15年前。さすがにこの時の留学チャンスは逃してしまった。
(私も英語嫌いになったり、大病をしたりして、その話は流れたようだ)
でも、この話は、いまでも、私の「ヤル気スイッチ」をオンにしてくれる。
再び社内留学の打診が来ても大丈夫なように、TOEIC730点以上は持っておこうと心に決めた。
40歳で430点からTOEIC挑戦が始まった。
高校時代にお世話になった英語元教師の恩師を訪ねたり、社内英語ボランティアサークルに参加したりと、モチベーションをあげつつ、TOEICスコアを虎視眈々と狙う。
私の場合、50歳までにTOEIC730点を超えるという戦略を立てていた。
紆余曲折を経て、48歳で750点に到達。8年越しの達成であった。
それもこれも「海外社内留学の夢」を持ち続けたことにある。
留学をするなら、休職して自費で賄うより、やはり所帯を持っているので、有給の社内推薦留学をするのが現実的である。
そして、留学を経て、なんらかの国際プロジェクトに関わり、将来、退職したら、プチ移住をしたいという野心も芽生えている。
2.毎日勉強する仕組みを作る
TOEIC730点を獲得するために私のやったことは、毎日、勉強を継続する仕組みを作ったことにある。
「それができれば苦労しないよ」
そんな声が聞こえてきそうである。
でも習慣づけは、歯磨きや風呂と一緒。
一日のルーティンに組み込むのは簡単。
そのためには、一日1時間、机に向かってやりきる良質な教材が欲しい。
何事もやり過ぎないこと。
1日一時間というペースが、継続化のための目安となる。
では、忙しい毎日、どうやって「勉強の1時間」を確保するか?
夜型の人は、朝型に切り替えてみよう。
朝1時間だけ早起きして、勉強してみよう。
私の場合、通勤時間が長いときは、1時間早く出社して、職場で勉強した。
また、職住近接となった今では、自宅で1時間は勉強時間にあてている。
「通勤時間やスキマ時間で勉強をしよう」ということももちろんであるが、やはり、小一時間くらいは、机に座り、落ち着いた環境で、集中力を継続させる必要がある。
私は、アルク通信講座を利用し、700点コース、800点コース、900点コースと徐々にレベルをあげてきた。
朝の1時間を自分の勉強時間として組み込んでいたおかげで、あとは能力に応じて、教材のレベルをあげた。
朝、勉強すると、まるで借金を払い終えたような達成感が生まれる。
それが一日の活力となり、仕事にも良い影響が与えて来た。
さらに、平日と休日のメリハリも大切。
平日の朝は、教材を軸とした1時間の勉強。
休日は、問題集を使い2時間の摸試。
これを繰り返して、TOEICスコアがジリジリと上昇、8年越しに「目標」に達成した。
3.まとめ(夢に向かって)
TOEIC730点は、きちんと対策を立てれば、誰もが達成できる目標である。
夢は大きい方がいい。
夢の風呂敷を大きく広げて、現実的な戦略を取ること。
目標から逆算して、できることをやる。
平日朝の1時間、休日は2時間の勉強習慣の確立、これがおススメの学習戦略である。
そして勉強が嫌になったら、夢を叶えた自分の姿をイメージしてみよう。